扶養を維持しながら投資で収益を得たいなら、基本はこの3つです。
- NISAを優先(利益が非課税でシンプル)
- 課税口座を使うなら 特定口座(源泉徴収あり) を基本にする
- 確定申告は“やる理由がある年だけ”(扶養に影響する可能性があるため)
そして大事な前提:扶養には「税」と「社会保険」があり、投資収益の影響の出方が違います。
1. 扶養は2種類ある
税の扶養(配偶者控除など)
- 税金(主に配偶者の所得税・住民税)に関係
- 判定は「その年の所得」で決まる
社会保険の扶養(健康保険の被扶養者)
- 配偶者の健康保険に入れるかに関係
- 判定は 加入している健康保険(協会けんぽ/健保組合など)の基準が最優先
この記事は「扶養のまま投資で収益を得たい」ために、できるだけ影響が出にくい運用の型をまとめます。
2. 扶養を意識するなら、口座はこの順がラク
① NISA(最優先)
- 売却益や配当・分配金などが 非課税
- 申告も基本不要
→ 扶養を気にする人にとって、いちばん管理がラク
② 課税口座を使うなら「特定口座(源泉徴収あり)」
- 税金の計算や納付を証券会社がやってくれる
- 多くの場合、確定申告しない選択ができる
→ 扶養を崩したくない人は、まずこれが無難
③ 「源泉徴収なし」や「一般口座」は上級者向け
- 自分で計算・申告が必要になりやすい
→ 扶養への影響が出やすく、管理も増えやすい
3. 扶養を維持したい人が迷うのは「確定申告」
なので、扶養を優先するなら「原則しない」にして、必要な年だけ検討するのが分かりやすいです。
次のような目的があると、確定申告を検討する価値があります。
- 損益通算したい(損した分で税金を減らしたい)
- 損失の繰越をしたい(損を翌年以降に持ち越したい)
- 配当控除を使いたい(申告方法の選択が必要)
このときは、節税と扶養の影響を比べて決めるのが安全です。
4. 社会保険の扶養は「健康保険に確認」
ここは税よりも個人差が出ます。
社会保険の扶養(被扶養者)は、加入先の健康保険が判断します。
投資の利益(配当や売却益)をどう扱うかは、保険者によって運用が違うことがあります。
扶養を最優先で守りたい人ほど、加入している健康保険に確認が確実です。
確認するときは、この聞き方が一番早いです。
「配偶者の健康保険の被扶養者です。株の配当や売却益が出た場合、扶養判定ではどのように扱われますか?必要な書類はありますか?」
5. 扶養を維持しながら投資で収益を得たいなら、これがいちばん無難
- NISAを優先
- 課税口座は 特定口座(源泉徴収あり)
- 確定申告は原則しない(やる理由がある年だけ検討)
- 年1回、証券会社の「年間の取引が分かる書類(年間取引報告書など)」を保存しておく
(健康保険から確認が入ったときに説明しやすい)
参考リンク(公式)
免責
社会保険の扶養(被扶養者認定)は保険者ごとに運用が異なる場合があります。最終判断は加入している健康保険、税務署等の案内に従ってください。
